変わったものと変わらないもの

感染者数が激減して、ウィルスの寿命を迎えたか?なんて話がニュースで流れる。またいつ爆発するか。まだ様子を見ながら暮らしているけれど、たとえ収束を迎えてマスクが外れて、いわゆる「元の生活」になったとしても、もう私たちの価値観は「元」には戻れないと思う。

 

きっと次に私の脳内を占めること。それは、生活は以前のようになったとしても、自分の考えや感覚、しっくりくるものが以前とは大きく異なっていて、その違いに自分でビックリして心も体もついていけなくなるような気がしてる。

もうすでに感じてるけど、夜の飲み会が億劫になってる。しばらくの間、自分と向き合う時間が長かったけれど、ここ最近になってようやく人と会うことが増えて、人の話をたくさん聞くようになってきた。やはりこういう刺激も楽しいし私に必要なことだな、と感じたばかりなんだけれど。

自分のペースで生きることが心地よく、馴染んできてる。生真面目で、集団行動が得意な私は、会社という組織でルールのもと動くのは苦じゃなかった。それを仕切る側の気持ちも知っているし、みんなが同じ気持ちなんて無理だから少しずつ我慢だよね、ってわかってた。自分のペースや自分のやりたいこと、っていうのわからず、人の軸で動いてるところも多々あった。

集団に合わせながら生きる。得意だったはずのそれが、だんだん窮屈に感じるようになってきた。自分の軸で生きるほうが難しいと思ってたのに、人は変わるものだな。これは年齢?体力の問題もあるのかもしれない。

 

前よりも他人に興味が出てきた。と思う。人の考えは完全一致するのも面白いけど、違いを知れることも楽しい。

 

先のことを考えて思い悩みすぎるクセは直したいんだけど、生きてくうえで役立ってる部分もあったりして、なかなか直せない。私の変わらないとこだな。とはいえ、自分の思考の癖がわかっていると、メンタルのコントロールもできてらくちん。これもバランスが大切。何事もバランスだ。